スモモフェスタ盛況 果実800キロ販売 収穫体験も人気 大和村

2022年06月14日

社会・経済 

家族でスモモ狩りを楽しむ来場者=12日、大和村大棚

真っ赤な果肉が特徴の「奄美プラム(スモモ)」主産地の大和村は12日、同村大棚の農林水産物加工施設・大和まほろば館で「スモモフェスタ」を開いた。旬を迎えたスモモの販売会や収穫体験があり、村内外から訪れた家族連れでにぎわった。

 

村産業振興課によると、村内のスモモ生産量は40トンの見込み。今期産は全体的に大玉が多い傾向という。

 

午前中は梅雨の晴れ間が広がったこともあり、午前10時の販売開始前から購入者の列ができるほどの盛況ぶりだった。特設の販売ブースでは2Lサイズ、3Lサイズのスモモが計約500キロ用意されたが、30分足らずで完売。急きょ300キロを追加した。

会場近くの果樹園でのスモモ狩りコーナーも好評で、多くの親子連れが収穫体験を楽しんでいた。ソフトクリームなどの加工品も人気だった。

 

奄美市名瀬から家族で訪れた名瀬小1年生の中野竜星君(6)は、スモモの木の下でもぎたての果実をぱくり。「甘くておいしい」と笑顔を見せた。父親の拓哉さん(37)は「こんなに収穫できるとは思わずびっくり。子どもも喜んでくれて良かった」と話していた。

この日は県立奄美少年自然の家の「自然の家がやってきたin大和村」も同時開催され、来場者は家族で楽しいひとときを過ごしていた。