ハンセン病連絡協が奄美で総会

2015年07月10日

社会・経済 

ハンセン病療養所を取り巻く課題などについて情報の共有も行った連絡協議会総会=9日、奄美市名瀬

ハンセン病療養所を取り巻く課題などについて情報の共有も行った連絡協議会総会=9日、奄美市名瀬

 全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会(会長・渡部尚東京都東村山市長)の2015年度総会と意見交換会が9日、奄美市名瀬であった。本年度の事業計画などを決めたほか、国の施設として療養所の永久保存・活用や、各施設での人権擁護委員会(仮称)設置など15項目を決議した。近く、国に要望する。意見交換会では入所者の減少や高齢化といった課題が浮き彫りとなった一方、療養所の永続化について国や入所者団体などの間で課題の整理など話し合いへの動きがあることが示された。