マンゴー出荷始まる 台風影響なく出荷順調 沖永良部島

2022年07月26日

社会・経済 

出荷が始まった沖永良部産マンゴー=23日、和泊町

沖永良部島でマンゴーの収穫、出荷が始まっている。島内各地で収穫、出荷作業に追われる農家の姿や、「マンゴー」ののぼりを立てた無人販売所が見られる。

 

知名町農林課や各農家によると、今期は3月の低温や日照不足の影響で着果が進まず、例年より収穫は遅れぎみ。収穫量が大幅に減った農家もあるという。

 

和泊町国頭の田中マンゴー園(田中甫代表)では、7月初旬から収穫、出荷が始まり、現在がピーク。23日も家族で収穫、出荷作業に追われていた。沖永良部果樹生産組合長で同園の田中隆治さん(65)は「全体的に量は少ないが、サイズは大きく糖度は高い。このまま台風の影響なく、出荷が順調に進んでくれるといいが」と話した。

 

和泊、知名両町によると、把握している島内のマンゴー農家は91戸。すべて個人販売で2021年産は出荷量47・9トン(和泊21・4トン、知名26・5トン)、生産額約1億1666万円だった。