入り込み・入域とも最多 奄美群島

2019年03月18日

社会・経済 

2018年も入り込み・入域客が過去最多を更新した奄美群島=18年12月、奄美市笠利町の奄美空港

2018年も入り込み・入域客が過去最多を更新した奄美群島=18年12月、奄美市笠利町の奄美空港

 県大島支庁はこのほど、2018年の奄美群島への入り込み・入域客数を発表した。入り込み客は88万5411人で前年比5万9621人(7・2%)増、入域客は67万8121人で前年比5万8588人(9・5%)増加した。入り込み客は6年連続、入域客は8年連続の増加で、いずれも記録が残る1970年以降、最多となった。

 

 入り込み客は、奄美群島外から奄美各島に入った人(入域客)と群島内で移動した人の合算。過去最多となった要因として県大島支庁総務企画課は▽昨年8月のスカイマーク(鹿児島―奄美線)就航▽台湾からのクルーズ船寄航(9回)▽バニラ・エア関西―奄美線(17年3月就航)の通年運航による入域客数増―などを挙げている。

 

 島別入り込み客は、奄美大島52万9587人(前年比11・8%増)、喜界島6万418人(0・2%減)、徳之島13万7297人(6・1%増)、沖永良部島8万9045人(0・1%増)、与論島6万9064人(5・7%減)。喜界島と与論島のみ前年を下回った。

 

 入域客を発着地別でみると、最も増加率が大きかったのは鹿児島で、前年比8・5%増の37万6728人。関西7・9%増(8万4369人)、関東3・7%増(10万3135人)、福岡2・5%増(2万2289人)、沖縄0・4%減(7万218人)だった。