大阪で移住希望者向け求人イベント

2019年10月24日

社会・経済 

就労条件や移住後の生活について質問が寄せられた会場=20日、大阪市北区

就労条件や移住後の生活について質問が寄せられた会場=20日、大阪市北区

 地域情報サイトを営む「しーま」(深田小次郎代表)は20日、奄美への移住希望者に向けた求人イベント「島でジョブセンバ」を大阪市で開催した。約40人が来場。奄美の企業6社が事業内容などを紹介し、来場者と交流しながら、奄美での就職・移住をPRした。

 

 同イベントは9月に東京でも開催され、今年2回目。来場者にはウエルカムドリンクの「ミキ」も配られ、イベントは和やかなムードで始まった。奄美市の移住定住誘致担当者が「奄美に住む」をテーマに島暮らしのメリットやデメリットを説明。参加企業は求める人物像などを積極的にアピールした。

 

 イベント後半は、企業ごとのブースで具体的な仕事の内容や待遇などについて意見交換した。来場者からは「親が奄美の出身。私は大阪育ちだが、実家が空き家になっていて対策が急務。移住のための職探しをしている」(50代女性)、「夫婦で移住を考えていたが、きょうがその第一歩。『島でも移住者が求められている』という感覚を確かめたくて参加した」(30代・女性)などの声が聞かれた。

 

 参加企業の担当者は「本音で話し合うことができた。採用側も移住希望者もゴールは同じ。今後も大都市圏でのリクルート活動を継続したい」と話した。