奄美の植物でリース作り 手熟師会子ども講習会で森さん指導 奄美市

2023年02月28日

社会・経済 

奄美の植物を使ったリース作りに挑戦する参加者=26日、奄美市名瀬

奄美手熟師会(岬眞晃会長)の2022年度子ども講習会「リース&フォトフレーム作り」が26日、奄美市名瀬の奄美博物館であった。市内外の親子11組26人が参加。講師の森伸子さん(70)指導の下、奄美大島の植物や浜辺の貝殻などを使い、装飾品作りを楽しんだ。

 

講習会は、奄美の自然や文化、社会体験活動を通し、「ものづくり」の楽しさなどを伝える目的。幼児から高校生までを対象に、月1回程度、多様なジャンルの専門家を講師に招き開講している。

 

森さんは、幼少期からの〝植物好き〟が高じて押し花の絵画などを手掛けており、7、8年前から同講習会で教えている。今回は、奄美の春の植物に触れ、海を身近に感じてもらうのが狙い。

 

参加者らは、つる性の植物で作られたリースの土台にイジュやトベラ、ソテツなどを飾り付けたほか、海岸に打ち上げられた貝殻やシーグラス(ガラス片)などを木枠に配置してフォトフレームを完成させた。

 

母親と参加した上村優依さん(7)=奄美市=は「リースはネコがモチーフで、ネコジャラシのしっぽがこだわり。上手にできたし、楽しかった」と笑顔だった。