奄美路線、コロナ前まで回復 航空各社のお盆利用実績

2022年08月20日

社会・経済 

Uターンラッシュで混み合う奄美空港の出発ロビー=14日、奄美市笠利町

奄美関係路線を運航する航空各社は17日、2022年度お盆期間(6~16日)の利用実績を公表した。日本航空(JAL)グループの奄美群島発着路線の総旅客数は3万3803人で前年比131・5%。3年ぶりに新型コロナウイルス感染防止対策に伴う行動制限がない中、搭乗者数は感染拡大前の19年度と比べ、92・2%まで回復した。特に、奄美大島-関東方面は110・4%となり、コロナ禍前の搭乗者数を上回る実績となった。

 

JALの路線別総旅客数は▽奄美大島-関東方面3241人(前年比149・4%)▽奄美大島-関西方面4812人(同138・0%)▽奄美群島-九州方面1万9138人(同125・8%)▽奄美群島-沖縄方面3311人(同138・2%)▽奄美群島間3301人(同135・0%)。

 

搭乗率は、全路線合計で71・6%となり、前年比15・4ポイント上昇した。日別では11日が90・9%で下りのピーク、15日が87・2%で上りのピークを迎えた。

 

国内線全体の総旅客数は110万5319人(同206・9%)、搭乗率は71・6%(同20・0ポイント増)。国際線の総旅客数は12万9085人(同457・5%)で搭乗率は72・1%(同42・0ポイント増)だった。

 

格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの国内線総旅客数は24万3328人で、前年比124・4%。搭乗率は71・0%となり、前年比で1・3ポイント下回った。

 

スカイマークの国内線総旅客数は24万9726人で、前年比153・9%。搭乗率は、前年比29・3ポイント増の84・2%だった。