宿泊最多1万4331人泊 新たな野球団体誘致へ スポーツアイランド協会総会

2025年05月24日

社会・経済 

2025年度スポーツアイランド協会総会=22日、奄美市

奄美大島内の行政や観光関係団体で構成する奄美スポーツアイランド協会(会長・當田栄仁奄美市教育部長)の2025年度総会が22日、奄美市内のホテルであった。24年度のスポーツ合宿実績は89団体1290人(前年度94団体1335人)。延べ宿泊人数は1万4331人泊で、前年度から131人泊増えて統計開始後最多。横浜DeNAベイスターズが来年以降の奄美キャンプを行わない方針であることから、来年1~2月に向けプロ、アマチュア問わず新たな野球団体のキャンプ誘致に取り組む。

 

同協会は奄美大島におけるスポーツ合宿の受け入れ体制の充実と対外的誘致による奄美の観光・スポーツ振興が目的。

 

24年度の県外からの来島・合宿団体別は、プロ・社会人が74団体、学生が15団体。出発地の団体数は関東が47と最も多く、関西15、中国・四国12、九州7、中部6、東北・北海道2と続く。

 

種目別では陸上75団体927人(延べ1万441人泊)が最も多く、野球6団体209人(同3184人泊)、ゴルフ2団体51人(同328人泊)、サッカー2団体33人(同99人泊)、テニス1団体18人(同72人泊)、トライアスロン1団体3人(同39人泊)、バドミントン1団体14人(同98人泊)、バレーボール1団体35人(同70人泊)の順となっている。

 

県内からの合宿実績は8団体168人(延べ544人泊)で、前年度の2団体76人(同288人泊)からほぼ倍増した。

 

25年度も▽横浜DeNAベイスターズ「奄美DAY」との連携も含めた「誘致事業」▽支援体制を整える「受け入れ事業」▽地元住民への周知を図る「啓発事業」▽特産品の提供や人的交流の「歓迎事業」▽イメージアップ事業―に取り組む。