新旧研修生4人へエール 瀬戸内町 営農支援センター入退所式

2022年07月01日

社会・経済 

瀬戸内町営農支援センターの研修を(前列右から)修了した橋本さんと明石さん、新入所生の安さんと阿部さん=30日、瀬戸内町

瀬戸内町営農支援センター研修生の2022年度入退所式が30日、同町のせとうち物産館であった。鎌田愛人町長や農政関係者ら約20人が参加。将来の就農へ向け節目を迎えた新旧研修生計4人へエールを送った。

 

入退所式に参加したのは研修を修了した2人と今年度に入所した2人。修了生2人は今後、町有施設のサポートハウスや親族が所有する農地などで兼業農家として就農するという。

 

入退所式で鎌田町長は「修了生の2人は今後も知識習得に努め、研修で学んだ技術を発揮して活躍することを願う。今年度入所の2人は知識や技術を学び就農できるようにしてほしい」と激励した。

 

研修を終えた橋本幸雄さん(57)=久慈=は「まずはタンカン生産をメインに兼業農家として取り組む」、明石誠さん(56)=嘉鉄=は「年内にタンカン苗木100本を植樹し、パッションフルーツと野菜栽培を進めたい」と述べた。

 

新研修生の阿部天眞さん(23)=古仁屋=は「研修で知識を学び、生産者の顔が見える農産物づくりをしたい」、安龍太さん(34)=篠川=は「消費者が安心できる農産物を提供できるよう、研修を頑張りたい」と意気込みを語った。