特別賞に奄美から3人 県フラワーコンテスト 11部門に計154点出品 鹿児島市で

2023年02月03日

社会・経済 

県議会議長賞に選ばれた亘さんのスプレーギク

【鹿児島総局】県花き振興会主催の2022年度県フラワーコンテストが2日、鹿児島市のかごしま県民交流センターであった。奄美関係では3人が特別賞を受賞。県議会議長賞に亘巧生さん(和泊町)=スプレーギク部門、九州農政局長賞に平秀徳さん(知名町)=テッポウユリ部門、日本花き卸売市場協会会長賞に田尻博樹さん(同)=グラジオラス部門=が輝いた。

 

同コンテストは、花卉(かき)生産の技術向上などを目的に毎年開催。今年度は県内20市町村から11部門に計154点が出品された。

 

県内外の花卉市場、県フラワー協会、県農業開発総合センターなどの関係者が、商品性や品種特性、病害虫の有無などを審査した。金賞17点、銀賞14点、銅賞13点を選び、最高賞の農林水産大臣賞など特別賞11点を決定した。

 

九州農政局長賞に選ばれた平さんのテッポウユリ

審査委員長を務めた仮屋崎義友県フラワーセンター所長は「寒波や生産コスト上昇の影響で生産者は厳しい環境下での生産となった。そのような中でも技術レベルの高いものがそろった。新型コロナウイルスの影響はしばらく続くと思うが、これからも花の魅力を発信してほしい」と総評した。

 

同振興会は4、5日に「フラワーフェスタinかごしま2023」を鹿児島中央駅前アミュ広場で開催し、今回のコンテスト特別賞の表彰式と入賞作品の展示を企画している。

同イベントでは昨年の「ジャパンフラワーセレクション(JFS)」(同実行協議会主催)でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)に選ばれた県育成品種で沖永良部島が産地のテッポウユリ「咲八姫(さくやひめ)」も展示予定。

 

日本花き卸売市場協会会長賞に選ばれた田尻さんのグラジオラス