生産量8万6582トン 南栄糖業が圧搾終了 沖永良部島

2024年04月06日

社会・経済 

今期のサトウキビ圧搾を終えた南栄糖業=5日、沖永良部島

【沖永良部総局】沖永良部島の南栄糖業(武吉治社長)は4日、2023~24年期の原料サトウキビ搬入、圧搾を終えた。生産量は前期を8717トン上回る8万6582トン。平均糖度は16・44度(前期14・81度)と上昇した。

 

今期は12月1日に製糖を始めた。沖永良部さとうきび生産対策本部によると、計画では生産量8万8千トン超を見込んでいたが、10月末~11月の干ばつで生育が停滞した。収穫面積、10アール当たりの収量(単収)は調査中。収穫面積は春植えの苗用に残した畑もあり、当初計画(1728ヘクタール)より減る見込みだという。

 

同対策本部の宮山一輝事務局長は「株出しが増え、7割を超えた。特に多回株出しの畑で管理不足になり、単収が低くなっている。植え替えやしっかりした管理、水掛けで単収向上に努めてほしい。夏植え面積も増やせるよう呼び掛けていきたい」と話した。