紬原図コン137点を審査 奄美市産業支援センター

2020年02月28日

社会・経済 

137点の応募があった紬原図コンテスト=27日、奄美市

137点の応募があった紬原図コンテスト=27日、奄美市

 大島紬の需要拡大や地域活性化を図る第32回本場奄美大島紬原図コンテスト(奄美群島地域産業振興基金協会)の作品審査会が27日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。全国から18人137点の応募があり、製造業者ら7社が審査に当たった。28日午前10時から午後4時まで同会場で一般公開している。

 

 作品の地域別内訳は京都122点、北海道5点、神奈川県1点、鹿児島県8点、奄美群島1点。植物柄や幾何学文様のほか、洋風のモチーフを取り入れたものも多かった。

 

 審査員からは「今年は目を引くような新しいデザインがなかった。心に響く斬新な作品がほしい」「美術系の学生とのコラボレーションをしてみたい」などの声があった。

 

 入賞作品は2日までに決定する。この原図を基に製造業者が新商品を作り、翌年の紬原図展・製品化コンテスト「翔け(はばたけ)あまみ」に出品される。