金賞は田中甫さん（和泊町）　マンゴー品評会に２３点出品　沖永良部果樹生産組合

【沖永良部総局】沖永良部果樹生産組合（西田和希組合長）主催のマンゴー品評会は２８日、和泊町役場結いホールであった。和泊、知名両町からアーウィン種２３点の出品があり、審査の結果、田中甫さん（３２）＝和泊町＝のマンゴーが金賞に輝いた。

 

品評会は沖永良部島産マンゴーの生産振興と高品質果実生産によるブランド確立を目的とする。町別の出品数は和泊１５点、知名８点。県沖永良部事務所農業普及課の蛯原直人課長を審査委員長に審査委員５人が果実の着色や病害虫被害、玉ぞろい、糖度、食味などの項目で審査した。

 

出品されたマンゴーの糖度は最高１６・２度、平均１３・８度だった。

 

金賞の田中さんは「今年は天候に恵まれ、糖度が高く、サイズも大きいマンゴーができた。今後もっといいマンゴーをつくり、奄美一の出荷量を目指したい」と話した。

 

蛯原審査委員長は講評で「出品数も多く、外観、食味とも素晴らしいものができた。沖永良部マンゴーは温暖な気候の特色を生かせる果実。今後も生産振興を図り、良いマンゴーを作ってほしい」と話した。

 

金賞以外の入賞者は次の通り。（敬称略）

▽銀賞　東雅孝（和泊町）、田中隆治（同）

▽銅賞　東孝一（和泊町）、東安孝（同）