電気自動車ってなんだ? 実験や試乗で楽しく体感 やけうちっ子環境学習 宇検村

2022年06月19日

子ども・教育

電気自動車(EV)について学んだ「やけうちっ子環境学習」=18日、宇検村

「宇検村やけうちっ子環境学習 世界自然遺産博士講座」の2022年度第2回講座が18日、村生涯学習センター元気の出る館であった。小中学生ら約20人が電気自動車(EV)の目的や仕組みを講話で学び、実験と試乗でその効果や良さを楽しく体感した。

 

講座は、持続可能な社会の担い手育成を図り、奄美大島の自然や環境問題などを学ぶもの。同村がメーカー大手・日産自動車(本社・神奈川県横浜市)などと連携協定を結んでEV活用を推進していることもあり、第2回講座は同社と関連会社から講師を招いた。

 

同社で製品開発に携わる宮田啓さんは、EVについて「地球温暖化対策の原因となる二酸化炭素を出さない」「自ら発電、送電できて停電時にも役立つ」などと解説。「環境問題を防ぎながら便利で暮らしやすい社会を維持するため、車は進化している」と伝えた。

 

講話のほか、車の模型を使った発電実験や同村が使用している同社EV「リーフ」の見学・試乗もあった。試乗した田検小学校2年の屋宮健琉君(7)は「静かにぐんぐん加速した。ガソリン車より種類は少ないけど、電気自動車も良いと思った」と目を輝かせた。