「恩返しできた」と感謝 瀬戸内町役場を表敬訪問 古仁屋中相撲部
2023年08月23日
スポーツ
高知県で18、19の両日に開かれた第53回全国中学校相撲選手権大会の団体戦で全国制覇を果たした古仁屋中学校相撲部の選手3人が22日、瀬戸内町役場を表敬訪問し、鎌田愛人町長に勝利を報告した。主将の重村鴻之介さんは「一緒に努力を重ねてきたチームメートと全国に挑み、結果が出せてうれしい。地域の皆さんや応援してくれた方々へ恩返しができた」と感謝の言葉を述べた。
相撲部の部員は3年の重村さん、益山虎大さん、龍山克真さんと、2年の早瀬駿太さんの4人。体調不良で表敬訪問に参加できなかった部員もいたが、役場を訪れた3人はそれぞれに大会の感想や今後の抱負を述べた。
個人戦でも2年連続準優勝に輝いた先鋒の重村さんは周囲の人への感謝を述べるとともに、「高校でも全国の舞台に立ち、最高の仲間たちと今度はライバルとして再会し勝てるよう頑張ります」と抱負。
大将の龍山さんは「日本一の夢をコーチや親、地域の人たちに支えてもらった。まだまだ上に行けると思っている。高校でも自分の力を試していきたい」と力を込めた。
控えとして3年生の戦いを見守った早瀬さんは「先輩方が優勝してくれると信じていた。来年は自分が古中を背負い、先輩の背中を追っていきたい」と語った。
同中相撲部OBでもある鎌田町長は「実力だけでなく、たくさんの人の力添えがあって成し遂げた優勝。自他共栄という相撲部の伝統を復活させてくれたことを誇りに思う」と後輩たちの活躍に目を細めた。
生徒たちが優勝旗を持って役場庁舎に入ると職員たちが拍手と祝福の言葉で出迎える場面もあった。