うとぅるしゃマラソンに74人 裾野拡大で50キロを新設 沖永良部島
2024年12月03日
スポーツ
42・195キロを大きく超える距離を走る「第3回沖永良部島うとぅるしゃマラソン」(同実行委員会主催)は11月30日、沖永良部島一円で開催された。全国各地から70キロコースに49人、今回新設された50キロコースに25人の計74人が出走。島の景色や住民との交流を楽しみながらゴールを目指した。
70キロは知名町知名のメントマリ公園を午前6時半、50キロは和泊町和泊の休憩施設「タラソの風」を約2時間後にスタートし、いずれもメントマリ公園をゴールとするコース。前日の航空便の欠航でスタートに間に合わなかった参加者は、空港到着後にオープン参加で出走した。
参加者はコース途中で、国頭フーチャ、昇竜洞、田皆岬など観光地巡りを楽しんだほか、エイドステーションではボランティアスタッフによる手作り菓子や飲み物のもてなしを受け、交流を深めていた。
初出場で70キロコースを最も早い8時間11分38秒でゴールした新谷一秋さん(46)=兵庫県=は「マラソンは1年ちょっと前に始めたばかりだが、目標だった完走を果たせた。景色も出会った人もよく、楽しかった。母親がこの島出身で、大会出場に合わせて連れて来ることもできてよかった」と笑顔で話した。
実行委員会の草部邦彦委員長(52)は「参加者の裾野を広げる目的で50キロを新設し、奄美群島各地からの参加があった。年々参加者も増えており、もっと広がれば島のためになる。支えてくれているスタッフに感謝したい」と話した。