峯田(瀬戸内町出身)が東日本新人王フェザー級優勝
2018年11月07日
スポーツ
ボクシングの東日本新人王決定戦(東日本ボクシング協会など主催)の決勝が4日、東京の後楽園ホールであり、13人が出場したフェザー級(57・15キロ以下)で瀬戸内町出身の峯田光(22)=帝拳=が優勝した。峯田は最優秀選手賞を受賞し、12月23日の全日本新人王決定戦の出場権を得た。
峯田は身長172センチ、64キロ。古仁屋小3年から2年間、地元の極真空手で汗を流していたが自宅で見たボクシングのテレビ中継に刺激を受け「いつかはこんな格闘技をしたい」と憧れた。
夢を実現しようと古仁屋高3年のとき、空手用のサンドバッグや筋トレ道具を使い、インターネットで国内外の選手の動画を参考にしながら自己流で練習を開始。高校卒業後は役場職員となったが、格闘技への思いを断ち切れず2016年4月に上京。5月に帝拳ジムの門をたたいた。
昼は生活費を稼ぐためアルバイト、夜はジムで約4時間スパーリングなどの練習を毎日こなし、17年5月、プロテストに一発合格した。
新人王決定戦は半年間かけてのトーナメント。峯田は今年5月の初戦と7月にあった準々決勝を左フックで1回TKO勝ち。9月の準決勝は大保=神奈川渥美=に判定勝ちした。
決勝の相手は輪島功一スポーツ所属の中村。峯田は1回終盤に右カウンターでダウンを奪い、さらにジャブ、右ストレートで1回3分3秒TKO勝ちし、頂点に立った。
峯田は「本格的に練習を初めたばかりで不安もあったが、最後まで試合を楽しめた」と振り返り、「12月の全日本でも優勝できるようにまだまだ頑張りたい」と気を引き締めた。