あす徳之島トライアスロン 3年ぶり開催、520人エントリー

2022年07月02日

スポーツ

舞台上で紹介を受ける招待選手ら=1日、天城町B&G海洋センター体育館

3年ぶりの開催となる第35回「トライアスロンIN徳之島大会」(同実行委員会主催)は3日、徳之島を1周するコースで開催される。選手らを歓迎するカーボパーティーと競技説明会が1日、天城町B&G海洋センター体育館であり、全国から集ったアスリートたちが参加。完走へ向けて気勢を上げた。

 

新型コロナウイルス禍で中止が続き、3年ぶりの開催となる大会のテーマは「Reborn(再生)-新たな出発に向けて」。

 

大会会長の森田弘光・天城町長は「コロナからの再生とこの大会で新たなスタートを切るという思いを込めた」と説明し、「今後も私たち地元スタッフは大会を盛り上げるので、アスリートの皆さんも負けずに頑張って」と激励した。

 

選手代表の中原美海さん(19)=伊仙町喜念出身=は「この3年間つらいこともあったが、当たり前の日常がどれだけ幸せか知ることができた。選手と島民の結いの精神で協力し、けがや事故なく競技することを誓う」と宣誓した。

 

会場には選手やスタッフなど約400人が来場。町内の児童生徒がダンスや島唄を披露して歓迎した。飲食ブースでは町内各集落の女性部が用意したうどんやおにぎり、島内産フルーツを使ったデザートが提供され、選手らは英気を養った。

 

レースのエントリー数は総合が延べ406人、リレーの部114人の計520人。競技は3日午前8時、天城町の与名間ビーチのスイム2キロでスタートし、島内を1周するバイク75キロ、同町総合運動公園を発着点とするラン20キロで競う予定。

 

台風4号の進路や影響によっては、ラン、バイク、ランの順で競うデュアスロン競技に変更する可能性がある。実行委員会は2日午前11時に最終判断するとしている。