与論町8位、名護市南がV 沖縄、やんばる駅伝伊平屋島大会 次回は与論島開催

2023年06月23日

スポーツ

スタートで勢いよく走りだす与論町の鈴木美紀(左)ら1区走者=17日、沖縄・伊平屋島(提供写真)

【沖永良部総局】第30回やんばる駅伝競走伊平屋島大会(同実行委員会、伊平屋村、琉球新報社主催)は17日、沖縄県島尻郡の同島であった。沖縄県北部の12市町村13チームと与論町の計14チームが出場。船舶での移動による船酔いと雨天のあいにくのコンディションの中、奄美から唯一出場した与論町は8位と健闘した。大会は名護市南が2大会ぶりに優勝を飾った。次大会は与論島で開催される。

 

大会は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。台風接近に伴い、当初開催予定の5月27日から日程を延期して行われた。

 

レースは9区間42・195キロで競った。与論町は序盤出遅れたものの、6区・市村仁志が区間4位、7区・原田涼平が区間2位の好走などで徐々に順位を上げ、最終区でも1人を抜いてゴールした。

 

与論町チームによると、選手はレース当日、漁船2隻を貸し切って早朝7時に茶花漁港を出港し、約3時間半かけて伊平屋島に到着。船での道中、レース中も雨に打たれ、船酔いと闘いながらの出場だったという。

 

川上嘉久監督(59)は「日程変更でエースを含めて出られない選手もいたが、出場した選手は練習の成果を十分に発揮し、次につながるレースができたと思う。来年は地元優勝を目指して頑張りたい」と話した。

 

【総合】①名護市南2時間30分12秒②国頭村2時間34分46秒③名護市北2時間35分43秒⑧与論町2時間45分53秒