憧れのプロから直接指導 奄美市で横浜DeNAベイスターズ野球教室 今永投手ら講師、小中学生130人参加 

2023年02月12日

スポーツ

横浜DeNAベイスターズの選手たちが子どもたちに直接指導した野球教室=11日、奄美市の名瀬運動公園市民球場

奄美市で春季キャンプを行っている横浜DeNAベイスターズの選手による野球教室が11日、奄美市の名瀬運動公園であった。奄美大島内の小中学生130人が参加。憧れのプロ野球選手から直接指導を受け、約1時間の練習に汗を流した。

 

野球教室は市民球場と多目的広場の2会場に分かれて実施。市民球場では来月開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選ばれた今永昇太投手らが講師を務め、中学生に守備と打撃のアドバイスを送った。「プロ野球選手に挑戦」のコーナーもあり、参加した各チームのバッテリーとベイスターズの選手が1打席の真剣勝負を繰り広げ、会場を沸かせた。

 

今永投手は総評で「野球を続ける人、別の道へ進む人、どちらも必ず壁に当たる時が来る。その時、君たちがどうそれを乗り越えていくのか。期待している」と子どもたちを激励。参加者を代表して朝日中学校野球部主将の平碧斗さん(2年)が「憧れのプロ野球選手に教えていただけてとても楽しかった。野球教室で学んだことをこれからの練習に生かして自分たちの目標を達成できるように頑張りたい」と、選手らに感謝した。

 

教室後、平さんは「選手たちは体が大きくてびっくりした。打球の音が自分たちとは全然違った」と笑顔。

 

今永投手に「スライダー教えて」と声を掛けられていた金久中学校野球部の清康介さん(2年)は「選手たちが面白くて楽しかった。投げる瞬間の指先の使い方を学んだ。今永選手みたいに速い球を投げられるようになりたい。将来はメジャーで二刀流として活躍するのが夢」と目を輝かせた。

 

野球教室にはスポーツ少年団8、中学校野球部7の計15チームが参加。球団からは各チームに軟式ボール1ダースが贈られた。キャンプは24日まで。