日本復帰７０周年をＰＲ　奄美市スペシャルマッチ　会場に「奄美」コール　Ｊ３鹿児島ユナイテッド戦

【鹿児島総局】サッカーＪ３リーグの第１０節・鹿児島ユナイテッドＦＣ―ＦＣ琉球戦は１４日、「奄美市スペシャルマッチ」と銘打ち、鹿児島市の白波スタジアムであった。始球式のキッカーを務めた安田壮平奄美市長が今年で日本復帰７０周年を迎える奄美群島をＰＲ。奄美大島の小学生もエスコートキッズとして選手と一緒に入場し、記念試合の思い出を胸に刻んだ。

 

試合前のセレモニーで安田市長は「奄美から皆さまに元気を届けに参りたい。そういう思いでやってきました」などとあいさつ。両チームの健闘に期待し「応援しましょう」と呼び掛けると、会場のサポーターが「奄美！奄美！」のコールで応えた。

 

場外ステージでは喜界島出身の唄者・界眞子さんらによる島唄ライブがあったほか、奄美市は観光ＰＲブースを設けて奄美の魅力を発信した。

 

エスコートキッズに選ばれ、鹿児島ユナイテッドの選手と手をつないで入場した米田陸君（９）＝名瀬小４年＝は「緊張したけどうれしかった。ユナイテッドの選手は手も背も大きかった。いつか自分もＪリーガーになりたい」と話した。

 

試合は鹿児島ユナイテッドが２―０で快勝し３連勝を飾った。Ｊ３第１０節はＪリーグ開幕３０周年の記念試合。ユナイテッドの試合はホームゲーム通算来場者数が５０万人を突破するメモリアルマッチにもなった。