来場者の制限など求めず かごしま国体・大会実行委 鹿児島市で総会

2023年05月23日

スポーツ

今後のスケージュールなどを確認した「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」実行委員会の第9回総会=22日、鹿児島市

【鹿児島総局】10月に鹿児島県内で開催される「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会(特別国民体育大会・特別全国障害者スポーツ大会)」の実行委員会は22日、鹿児島市のホテルで第9回総会を開いた。各専門委員会での取り組み状況や本番に向けた今後のスケジュールなどについて情報共有。新型コロナウイルス対応では、感染症法上の位置付けの「5類」移行に伴い、開催地の市町村に対して来場者の人数制限や検温を求めないことなどを確認した。

 

実行委は県や市町村、学校、スポーツ団体などで構成し、総会には委任を含め委員271人が出席した。

 

事務局(県国体・全国障害者スポーツ大会局)によると、コロナ対応については、日本スポーツ協会が示した対策と県実行委が策定した実施要領を踏まえ適切に行うとしているが、今後の感染状況によっては強い感染対策を講じる可能性もあるとしている。

 

総会では、伊仙町で開催の国体デモンストレーションスポーツ「ミニバレーボール」の会期を6月25日から同月11日に変更することや、両大会の運営ボランティアが必要な人数に達したことなどが報告された。

 

鹿児島での国体と全国障害者スポーツ大会の開催は当初2020年に予定していたが、新型コロナの影響で延期された。特別大会となる今年の国体は、奄美群島が日本復帰70年を迎えるのに加え、国体競技が奄美で初開催されることから、群島での実施競技は「奄美群島日本復帰70周年記念」の冠称が付く。