玉ノ井親方、奄美の道場を視察 子どもたちの稽古見守る

2022年06月21日

スポーツ

稽古の様子を視察した玉ノ井親方(中央)と、住用相撲クラブの子どもたち=20日、奄美市名瀬の相撲練習道場

大相撲の玉ノ井親方(元大関栃東)が20日、奄美市名瀬の御殿浜公園内にある相撲練習道場を訪れ、住用相撲クラブの稽古の様子を視察した。相撲が盛んな奄美で人材を発掘しようと来島。「奄美で相撲をする子どもたちを見守りながら、良い人材を探していきたい。相撲に熱意のある土地に来られてよかった」と話した。

 

玉ノ井親方は東京都出身で、父は玉ノ井部屋の先代親方。2001年に大関に昇進し、07年に引退。09年に14代目玉ノ井親方を襲名した。

 

奄美大島は大関時代に数回、訪問したが、子どもたちの稽古の様子を視察するのは初めて。同日は午後5時半すぎに練習道場を訪れ、約1時間子どもたちの稽古を見守った。

 

この日は13人が稽古に参加。男子中学生(15)は「親方が見ていると思うと緊張した。将来は大相撲に進みたいので、今後も稽古を頑張りたい」と笑顔を見せた。