相撲、少年団体5位 成年は予選で敗退 奄美市

2023年10月15日

スポーツ

予選1回戦で、長崎の選手を引き落とす鹿児島の大将・伊波興輝(右)。チームの勝利が決まり会場は沸き返った=14日、奄美市の名瀬運動公園サンドーム

特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の相撲競技第2日は14日、奄美市の名瀬運動公園サンドームであった。1チーム5人制の少年男子団体は決勝トーナメントがあり、鹿児島は準々決勝で敗れ、表彰台は成らなかった。1チーム3人制の成年男子団体は予選があり、鹿児島は2勝1敗で決勝トーナメント進出はならなかった。

 

少年団体の鹿児島は前日の予選を3戦3勝の全体3位で決勝トーナメントに進出。16強による決勝トーナメント1回戦では岐阜を3―2で下し、8強に進出した。

 

準々決勝は和歌山と対戦。先ぽう、二陣と星を落とし2敗の状況で中堅の俵幸平(樟南高、龍南中出身)が踏ん張り1勝2敗としたが、副将戦を落として敗退。5位となった。

 

続く少年男子の個人戦には鹿児島勢3人が出場したが、俵の16強入りが最高だった。

 

成年男子団体予選で鹿児島は長崎、岩手、三重と対戦。2連勝で迎えた三重戦を0―3で落とし、全体・位で決勝トーナメント進出を逃した。

 

会場のサンドームは前日以上の観衆。相撲ファンと地元の応援団で埋まった土俵周りからは、歓声とため息、そして選手をねぎらう拍手が響き続けた。

 

観戦は自由(無料)。最終日の15日は午前9時に成年団体決勝トーナメントが始まり、終了後に成年個人決勝トーナメントがある。14日に奄美大島入りした高円宮家の承子さまが観覧のため来場される。