真剣勝負で友情深める 恒例のスポーツ交歓会「古北戦」 名瀬総合体育館

2024年05月04日

スポーツ

古北戦のキックベースで進塁を狙う大島北高の走者(左)と阻む古仁屋高の二塁手=2日、奄美市の名瀬総合体育館

瀬戸内町の県立古仁屋高校(米澤瑞代校長、生徒89人)と奄美市笠利町の県立大島北高校(有川美智代校長、生徒158人)のスポーツ交歓会「古北戦」が2日、同市の名瀬総合体育館であった。両校の生徒たちは真剣勝負で爽やかな汗を流して互いの友情を深めた。

 

古北戦は、奄美大島の南北に離れた両校の交流を目的とした恒例行事で、19回目を迎える今年のテーマは「Seize the victory~燃やせ闘志 見せろ魂~」。

 

会場は両校の応援合戦で大盛り上がり。円盤をドッジボールのように投げ合う競技「ドッジビー」と男女別学年対抗の綱引きは大島北高に軍配が上がり、両校代表選手による男女別のキックベースは古仁屋高が制した。

 

古仁屋高3年の中治春さん(17)は「みんなの団結力も相まって最高に気分が良い。同じ学校の人はもちろん、相手の高校ともいっぱい交流できて、さらに仲を深めるチャンスになった」と笑顔。

 

大島北高3年の早口海愛さん(18)は「北高は今年、新入生も増えて、いつも以上に盛り上がっているように感じる。両校が応援し合い、競技を通して交流を深められて、良い交歓会になった」と話した。