箱根制した駒沢大が来島 今月31日まで合宿 徳之島

2023年01月26日

スポーツ

歓迎の花束を受け取る駒沢大学の大八木監督と選手ら=25日、徳之島空港

今月2、3日に行われた第99回東京箱根間往復大学駅伝競走で2年ぶり8回目の総合優勝を果たした駒沢大学陸上部が合宿のために25日、空路で徳之島入りした。徳之島空港(天城町浅間)で歓迎セレモニーがあり、町関係者らが選手、スタッフ計15人を出迎えて同部の快挙を祝福。同町産のタンカンを差し入れて合宿のスタートを後押しした。徳之島での合宿は31日まで。

 

同部は昨年の出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝も制して史上5校目の大学駅伝3冠を達成した。同部の徳之島合宿は8回目。今回は3月末の退任を表明している大八木弘明監督(64)のほか、箱根駅伝に出場した4選手など1~4年生計11選手が来島した。

 

セレモニーで同町の院田裕一教育長は「駅伝ファンなので皆さんに会えてワクワクしている」と満面に笑みを浮かべ、「4年生の選手は、今後実業団入りが決まっており今後の活躍が楽しみ。下級生の選手は、徳之島で練習を積んで史上初の2年連続の大学駅伝3冠を果たしてほしい」と激励した。

 

徳之島への来島は初めてという鈴木芽吹選手(3年)は「新チーム初めての合宿。個人レースも始まるので一人一人がいい結果を出せるように頑張る」と力を込めた。

 

大八木監督は「最初は弱いチームだったが、選手に恵まれて三大駅伝で27回も勝たせてもらった」と指導した28年間を振り返り、「徳之島は距離を走りこめるだけでなくスピード強化もできるトラックもあり、冬の練習地として最適。監督を退いても選手強化のためにまた来ますよ」と笑顔で語った。