近藤選手が自主トレ公開 天城町から差し入れも 徳之島

2024年01月12日

スポーツ

天城町の森田弘光町長(中央)を囲んで笑顔を見せる近藤健介選手(右)と西川龍馬選手=11日、天城町総合運動公園野球場

徳之島で自主トレーニングを行っているプロ野球福岡ソフトバンクホークスの近藤健介選手(30)らが11日、天城町総合運動公園野球場で練習を公開した。森田弘光町長が町の名産品を差し入れて選手らを歓迎したほか、昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還に貢献した近藤選手の近況を伝えようと約30人の報道陣が詰め掛けた。

 

近藤選手の徳之島での自主トレは7年連続。今月6日に来島し、21日までの約2週間を予定している。自主トレには千葉ロッテマリーンズの藤岡裕大選手、オリックス・バファローズの西川龍馬選手、石川亮選手、阪神タイガースの渡邉諒選手、広島東洋カープの大盛穂選手、横浜DeNAベイスターズの森敬斗選手も参加している。

 

公開自主トレは午前から午後0時半ごろまであり、選手らはバッティング練習で快音を響かせた。練習後に囲み取材に応じた近藤選手は「(徳之島で)しっかり体をいじめて143試合出場できるよう体力をつける」「打率3割、出塁率4割、本塁打は昨シーズンの26本を上回りたい」と今季への意欲を語った。

 

町は自主トレ応援のために島内産の豚肉20キロとハチミツなどを差し入れた。森田町長から目録を受け取った近藤選手は「天城町で練習したおかげで昨年は良い成績を残せた。今シーズンも活躍できるように応援をよろしくお願いします」と町民に感謝した。