金久男子、たすきつなぐ　あす、号砲　全国中学駅伝

第３１回全国中学校駅伝大会（日本陸上競技連盟など主催）は１７日、滋賀県の希望が丘文化公園芝生ランドで開かれる。４７都道府県の代表に開催地枠を加えた４８チームが出場。男子６区間１８㌔、女子５区間１２㌔で健脚を競う。奄美からは金久男子が初出場。県代表の誇りを胸に、全国の舞台でたすきをつなぐ。

 

金久男子は９月にあった地区大会で１９８７年以来、３６年ぶりに優勝。１１月の県大会では２０１４年の朝日男子以来、９年ぶり２度目となる県制覇を果たし、全国の切符をつかんだ。１１月に行われた九州大会の結果は１８チーム中１６位。

 

メンバーはバスケットボール、サッカー、水泳、野球と、さまざまな競技から９人が集い、約３カ月にわたって練習に励んできた。

 

前原成明監督は「子どもたちが自分たちで悔いのないように走ってくれたら」と語った。

金久が出場する男子の部は１２時１５分スタート。大会の様子はＢＳ日テレで生中継される予定。

 

大会に向けた各選手のコメントは次の通り。（敬称略、順不同）

 

常田励羽（バスケットボール部３年）　８月ごろから全体練習が始まり、１カ月後の地区大会優勝、県大会優勝を成し遂げた。毎日朝練をし、特別な練習も取り入れ日々頑張ってきた。全国大会へ向けてチームの雰囲気も変わってきた。僕はこのチームのキャプテンを務めさせてもらっている。チームメイト８人、地域の方々や親からのサポートもありここまで続けてこられた。当日のレースで感謝の気持ちが伝えられる全力の走りを見せたい。

 

盛山晴空（野球部２年）　練習を始めて約３カ月がたった。９人全員で全国を目標にして練習を積み重ねてきた。毎朝早く集まり練習して、夕方にはトレーニングや特別な練習をしてきた。その練習のおかげで全国出場を果たすことができた。全国大会に向けてチームの雰囲気も変わってきて、緊張感を持って日々練習に取り組めた。鹿児島県の代表として絶対に上位を取りたい。

 

西田秀平（サッカー部３年）　８月から練習を始めて、正直自分自身ここまで来れるとは思わなかったが、前原先生の練習についていき、毎日こつこつ頑張っていたら、地区大会、県大会と制覇することができた。全国大会ではサポートしてくれた人や物販などをしてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、最後まで悔いなく精いっぱい走り切りたい。

富俊介（ソフトテニス部３年）　みんなと練習を始めて３カ月、とても充実した毎日だった。最初は練習についていくことだけで精いっぱいだったが、前原先生やチームのみんな、保護者の方々の支えがあったからこそここまでこれた。全国大会では今まで頑張ってきた練習の成果を出し、応援してくださった方々に恥じないレースをし、最後までみんなを信じて走り切りたい。

 

勇海翔（水泳部３年）　チーム結成から３カ月、とても充実した毎日だった。全国大会は私たちの集大成を見せる場。私たちがここまでこれたのは、前原先生、チームのみんな、保護者の方々など、数え切れないほどの人たちに支えられてきたから。全国大会では２０位以内を目標に、応援してくれた方々に恥じないレースをしたい。

 

座安心太（水泳部２年）　九州大会で悔しい思いをして、チームのみんなで話し合いを重ねて自分たちの敗因を考え、その悔しさを糧にきつい練習をこなしてきた。たくさんの応援の言葉をいただき、改めて全国大会のすごさを知り、「負けられない」という思いも強くなった。前原先生、仲間、自分を信じ、全国でも上位を目指したい。地域の方々、学校のみんなにも勇気を与えられるような走りをしたい。

 

坂元十色（サッカー部３年）　８月の終わりごろから、みんなで力を合わせて練習してきた。地区で優勝してからさらに仲が深まり、先生を信じてここまでやってきた。全国では自分たちの力を信じ、先生を信じ、全員を信じて悔いのない走りをしたい。

 

池﨑大真（サッカークラブ３年）　最初は練習についていくことすら困難な状態だったが、前原先生の指導やチームのみんなの支えもあって着実にタイムを伸ばすことができ、結果として九州大会では５区を走ることができた。集大成と言える全国大会は、恩返しとしてたくさんの人に感動を与えられるような走りができるよう全力で挑みたい。

 

德山陽輝（野球部３年）　駅伝を始めて、力だけでなく、前原先生を信じ、仲間と一緒に毎日練習することができてよかったと感謝の気持ちも持つことができた。この成長が僕の毎日頑張れる理由になった。県でも九州でもサポートだったが、この経験を糧に全国では一人一人が自分ができる最高のパフォーマンスを発揮できるよう、体調管理をしっかりし、悔いの残らないよう頑張っていきたい。