金久男子32位 常田、区間5位の快走 全国中学駅伝

2023年12月18日

スポーツ

金久は最終6区の常田(左)が8人を抜き去り総合32位でゴール(富奏太さん撮影)

第31回全国中学校駅伝大会(日本陸上競技連盟など主催)は17日、滋賀県の希望が丘文化公園であった。47都道府県の代表に開催地枠を加えた48チームが出場。男子6区間18㌔、女子5区間12㌔でたすきをつないだ。鹿児島県の男子代表として出場した金久は総合32位。最終6区の常田励羽(3年)が区間5位と健闘した。女子は神村学園が総合3位に入った。大会は京山(岡山)が史上2校目となる男女アベック優勝を果たした。

 

奄美勢の全国大会出場は2014年の朝日男子以来9年ぶり2度目。会場には関西奄美会や安陵会(県立大島高校同窓会)の会員らも駆け付け、選手たちに声援を送った。

 

金久は1区・坂元十色(3年)、2区・勇海翔(同)、3区・座安心太(2年)、4区・盛山晴空(同)、5区・富俊介(3年)、6区・常田励羽(同)が出走した。

 

34位で発進し、2~4区は44、42、46位で中継。5区の富が区間21位の力走で40位まで押し上げると、最終6区の常田が区間5位の激走で8人抜きして総合32位でゴールした。

応援に駆け付けた関西奄美会と記念撮影する金久の選手たち(富奏太さん撮影)

前原成明監督は「保護者の協力や子どもたちの頑張りがあって全国の舞台を経験できた。関西奄美会や安陵会から多くの支援があり、のぼり旗など掲げてどの県よりも応援していただいた」と感謝。「生徒たちはやり切った感と、全国のレベルの高さを感じたと思う。金久だけでなく、今後の大島地区の子どもたちの目標になる。駅伝を続ける人も、そうでない人も、次の成長につながれば」と話した。

 

【男子総合】▽順位 ①京山(岡山)58分03秒②国府(山口)58分04秒③中能登(石川)58分24秒32金久1時間01分21秒

 

【同区間記録】▽1区(3㌔) ①小林修輔(荒砥・群馬)9分19秒34坂元十色(金久)9分52秒▽2区(同) ①大歳怜(向陽・広島)9分22秒45勇海翔(金久)10分23秒▽3区(同) ①百田好希(西諫早・長崎)9分27秒33座安心太(金久)10分22秒▽4区(同) ①竹ノ下鳳瞳(南城陽・京都)9分22秒44盛山晴空(金久)10分48秒▽5区(同) ①徳永泰雅(安室・兵庫)9分32秒21富俊介(金久)10分18秒▽6区(同) ①出口覇迦(千寿桜堤・東京)9分17秒⑤常田励羽(金久)9分38秒

 

【女子総合】▽順位 ①京山42分16秒②大沢野(富山)43秒05③神村学園43分23秒