5月に組み合わせ抽選会 離島甲子園第2回実行委 奄美大島

2023年04月22日

スポーツ

奄美大島5市町村の首長らが出席した離島甲子園の第2回実行委員会=21日、奄美名瀬の市民交流センター

今夏、奄美群島で初開催される「国土交通大臣杯第14回全国離島交流中学生野球大会」(通称・離島甲子園)へ向けた実行委員会の第2回会合が21日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。大会趣旨や日程などを確認し、役員や予算案について協議。実行委員長の安田壮平奄美市長が「子どもたちのために奄美大島が一つとなって大会成功に向けて取り組んでいきたい」と関係団体へ協力を呼び掛けた。

 

大会は離島の中学球児同士が野球を通じて交流することで、健全育成や地域振興につなげることなどが目的。元プロ野球選手の故・村田兆治氏が提唱し、05年(現在の大会名では08年)から毎年夏、全国各地の離島で開催している。

 

奄美大島大会は1都8県から25チームが参加予定で、保護者らも含め総勢約600人の来島を見込んでいる。奄美群島からは、これまで参加歴のある「奄美市選抜」と「龍郷選抜」に加え、新たに「瀬戸内町選抜」と伊仙・徳之島・天城の3町による「徳之島合同」が出場予定。

 

大会期間は8月21~25日(第1、5日は主に移動日)で、会場は奄美市名瀬運動公園市民球場、宇検村総合運動公園野球場、瀬戸内町清水公園、龍郷町中央グラウンドの4カ所を使用。本戦後は野球教室や交流イベントも企画している。

 

21日の会合は、開催地となる奄美大島5市町村の首長のほか、野球連盟や商工団体の代表らも出席。委員に加わり、実行委顧問に故・村田氏の弟である村田光英氏を充てる選任案や予算案など3議案を承認した。

 

議事に先立ち、大会参加関係者の宿泊や食事などを一括委託する旅行業者は、1月25日に実施したプロポーザル審査会で日本旅行鹿児島支店に決まったことが報告された。

 

今後は5月中にオンラインで組み合わせ抽選会があり、出場チーム数が決定する。