奄美各地で夏日 全域で今年最高気温に
2024年02月21日
自然・気象
奄美地方は20日、全域で日中最高気温が25度以上の「夏日」となり、各地で今年最高気温を記録した。喜界、瀬戸内、天城、伊仙の4町では2月の観測史上最高を更新した。海岸では水遊びを楽しむ家族連れの姿も見られた。
名瀬測候所によると、九州南部の前線の影響で南からの暖かく湿った空気が流れ込み、さらに晴れ間が広がったため気温が上昇した。21日以降も暖かい日が続くが、1週間ほどすると寒さが戻る予想という。
奄美市名瀬では午後0時56分に6月上旬並みの27・6度を記録。このほか、同市笠利町と喜界、瀬戸内、天城、伊仙、和泊、与論の6町でも軒並み25度を超えた。
奄美市名瀬の大浜海岸では、地元住民や観光客らが汗を拭いながら浜辺を散策したり、膝下まで海につかったりする姿が見られた。東京都から家族で訪れていた松本秋乃さん(35)は、「東京を出る時は震えるほど寒かったから気温の差にびっくり。4歳の末っ子は初めての海なので、きょう来られてよかった」と笑顔で話した。