真夏日まであと少し 名瀬で29・7度 群島各地で今年最高更新
2024年04月04日
自然・気象
奄美地方は3日、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響などにより、各地で気温が上昇した。奄美市名瀬では午後3時54分に今年最高の29・7度を記録。天城町でも4月の観測史上最高となる28・6度に達するなど、群島全域で今年の最高気温を更新した。4日からの雨予報を前に、行楽地は多くの人たちでにぎわった。
名瀬測候所によると、上空の気温が平年よりも高かったことや、日差しがあったことも気温の上昇につながった。名瀬、天城以外の最高気温は、笠利27・3度、喜界島26・5度、古仁屋27・1度、伊仙27・0度、沖永良部28・0度、与論島27・5度で、5月下旬から6月中旬並の気温となった。
汗ばむ陽気の中、奄美市名瀬の大浜海浜公園では、家族連れが海岸で遊ぶ姿などが見られた。家族5人で大和村から訪れた40代女性は「春休み中の子どもたちを水遊びに連れてきた。子どもたちは、1歳の娘のために砂を掘ってプールをつくったりして楽しんだ」と話し、晴天を喜んでいた。