星空の魅力味わう 夏休み観察イベント 与論町立図書館

2023年09月03日

自然・気象

星空観察で記念撮影する参加者=8月18日、与論町(提供写真)

与論町立図書館主催の夏休みイベント「星空の話を聞いてみよう!」が8月18日夜、同町のゆんぬ体験館であった。町内の小中高生、親子連れなど32人が参加。講話や星空観察を通して星空の魅力を味わった。

 

ゆんぬツーリズム推進協議会が講師、ガイドの紹介などで協力し、昨年度に続いて2回目の開催。和歌山大学副学長の尾久土正己さんが講師を務めた。

 

尾久土さんは講話で「月は1秒前、夏の大三角のベガは約25年前、アルタイルは約17年前、デネブは約1400年前の光が届いている」などと星空の不思議や魅力を紹介。町商工観光課の麓誘市郎さんは光害(過剰または不要な光による公害)対策について説明した。図書館職員による星に関する物語のブラックシアターもあった。

 

後半は外に出て、尾久土さんや地元の星空ガイド「星のソムリエ」から三日月、天の川、夏の大三角などの解説を聞きながら夜空を見上げた。

 

参加者からは「星の光は昔の光を見ているということを初めて知り、びっくりした」「天気もよくきれいな星空が見えて感動した」「初めて土星が見られてうれしかった」などの感想が聞かれた。