梅雨明け、昨年より11日早く 名瀬で今年最高33・7度 多くの地点で真夏日 奄美地方

2022年06月23日

自然・気象

青空の下、海水浴を楽しむ親子=22日、奄美市笠利町の用安海岸

鹿児島地方気象台は22日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より7日早く、昨年より11日早い。全国では20日の沖縄に次いで2番目。奄美地方は高気圧に覆われて晴れ間が広がり、最高気温は奄美市名瀬で今年最高の33・7度を記録するなど、多くの地点で30度を超える真夏日となった。

 

名瀬測候所によると、梅雨入りが発表された5月11日から6月21日までの降水量(速報値)は奄美市名瀬で847ミリ(平年539・5ミリ)、沖永良部島で699・5ミリ(同392・1ミリ)。各地で平年を上回った。

 

奄美市笠利町の用安海岸では、青空の下、海水浴を楽しむ観光客や親子の姿が見られた。家族で訪れた小松裕樹さん(36)=大阪府四条畷市=は「奄美はやっぱり海がきれい。子どもたちも喜んでいます」と笑顔で話した。

 

奄美地方は今後1週間、高気圧に覆われて晴れる日が続く見込み。