和泊町出花の海岸でカツオドリ保護

2017年08月12日

保護されたカツオドリ=10日、和泊町

保護されたカツオドリ=10日、和泊町

 奄美群島の陸地での観察例は少ないカツオドリが8日、和泊町出花の海岸で地元住民に保護された。体長約50センチの幼鳥。発見時、住民が近づいてもその場から離れなかったという。住民から野鳥を引き継いで保護している同町の県希少野生動植物保護推進員の山下芳也さんは「足をけがして自力でエサを取るのが難しそうだ。数日、エサを与えながらは回復の様子を見て、野生に返したい」としている。