与論島、十五夜踊で安穏祈願 獅子舞い、綱引きも奉納

会場を大いに盛り上げた演目「獅子舞い」=13日、与論町の地主神社

会場を大いに盛り上げた演目「獅子舞い」=13日、与論町の地主神社

  旧暦8月15日に当たる13日、与論町の地主神社境内で国の重要無形民俗文化財「与論十五夜踊」が奉納された。狂言を中心とした本土風の「一番組」と琉球風の「二番組」が交互に演目を披露し、五穀豊穣や島中安穏を願った。

 

 与論十五夜踊は1561(永禄4)年が起源とされ、旧暦3、8、10月の各15日に奉納され、8月は特に盛大に催される。この日も島内外から多くの人が来場し、にぎわった。

 

 踊りは「雨(あみ)たぼうり」を皮切りに「一度いふて」「三者囃子(さんばすう)」「この庭」「二十四孝」などが次々と披露された。

 

 8月のみの演目「獅子舞い」では獅子が観客にかみついたり、宴席に乱入したりして会場を沸かせたほか、綱引きには見学者も加わり、綱が切れるまで力いっぱい引き合った。

 

 ほどいた綱からわらを取り、体をたたき合って無病息災を祈った。最後は「六十節」を会場一体となって踊り、締めくくった。