台風一過 笑顔晴れ晴れ 群島内高校で体育祭 迫力の応援団演舞披露・古仁屋高校

2020年09月09日

地域

迫力のある演舞を披露した応援団=8日、瀬戸内町の古仁屋高校

迫力のある演舞を披露した応援団=8日、瀬戸内町の古仁屋高校

 奄美群島の3高校で8日、体育祭があった。3校とも6日に開催する予定だったが、台風10号の接近により8日に延期。今年は新型コロナウイルス感染予防対策で、プログラムを縮小する高校も。一方、この日は晴天に恵まれ、各校のグラウンドには生徒たちの晴れやかな笑顔と歓声があふれた。

 県立古仁屋高校(重吉和久校長、生徒98人)の第72回体育祭は同校グラウンドであり、学年対抗で熱戦を繰り広げた。新型コロナ対策で綱引きやフォークダンスなど接触の多い種目を減らし、競技の間も手洗いやうがいをするために長めの休憩時間を設けるなど工夫を凝らした。

 応援合戦では、各学年とも1カ月前から練習を重ねた迫力のある演舞を披露し、応援に訪れた保護者らを沸かせた。3年生の応援団長を務めた三原いずみさん(17)は、唯一の女性団長として17人の団員をまとめあげ「負けても勝っても無事に体育祭でき、演舞ができたことがうれしい」と元気に語った。

 応援に訪れた保護者の芳みのりさん(52)は「台風の後でふさぎがちな気持ちも、ぱあっと晴れやかにしてくれた」と笑顔で話した。