徳之島きびまつり、闘牛など楽しむ

2019年04月22日

地域

闘牛大会などで盛り上がった「徳之島きびまつり」=21日、伊仙町目手久

闘牛大会などで盛り上がった「徳之島きびまつり」=21日、伊仙町目手久

 今期の製糖シーズンが終了した徳之島で21日、「徳之島きびまつり」(徳之島三町ハーベスターイベント実行委員会主催)があった。会場となった伊仙町のなくさみ館には大勢の島民や観光客が来場。闘牛大会やライブステージを楽しんだ。

 

 イベントは2016年に始まり4回目。徳之島の中高生らでつくる「結(むすび)シアター手舞」の演舞がオープニングを飾った。主催者を代表して若山秀也実行副委員長が4年ぶりに15万㌧台を割り込んだ今期の製糖実績などを報告し、「キビは徳之島になくてはならない作物。1本でも多く植え付けをしていただき、増産につなげてほしい」と訴えた。

 

 第1部のなくさみ闘牛大会では全5番の取組で熱戦を繰り広げた。第2部の演芸ステージは徳之島町出身の澤愛香さんや長渕剛さんのモノマネでおなじみのエラブチ剛さんなど4組が出演し、島唄や歌謡ショーで観衆を魅了した。

 

 世界自然遺産登録を目指す徳之島へのメッセージとして、星野一昭鹿児島大学特任教授もマイクを握り、「徳之島では長い歴史の中で、世界自然遺産の価値がある貴重な生き物が残ってきた奇跡の島。貴重な生物に少しでも思いを巡らせるよう、力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 

 第3部は豪華景品が当たる大抽選会が行われ、会場は盛り上がった。