求選手(瀬戸内町出身)が日本代表入り 7月、全米選手権出場へ U―15硬式野球

2019年05月23日

スポーツ

 瀬戸内町出身で、中学硬式野球チーム「川崎中央リトルシニア」(神奈川県)に所属する求航太郎選手(14)=川崎市立稲田中3年=がこのほど、15歳以下の日本代表に選出された。7月19日から、米国イリノイ州で行われる「MCYSA全米選手権大会」に出場する。

 

U―15硬式野球日本代表に選出された求航太郎選手

U―15硬式野球日本代表に選出された求航太郎選手

 求選手は古仁屋小3年生の時に地元の学童軟式野球チーム「古仁屋キャノンボール」で野球を始めた。卒業後、祖父・平野晃二さんの指導を受けるため、母・康子さんと神奈川県に移住し、日々練習に打ち込んでいる。平野さんは元プロ野球選手で阪神タイガース打撃コーチ平野恵一さんの父。

 

 身長181センチ、体重87キロ。川崎中央リトルシニアではその恵まれた体格から繰り出す最速136キロのストレートを武器に投手、外野手として活躍。打線では4番としてチームの主軸を担う。

 

 大会に向け、求選手は「奄美でのチームメートをはじめ、これまで自分を支えてくれた皆さんのおかげで今がある。大会では、外国選手の体格や球速に気迫で負けないプレーをしたい」と意気込みを語った。

 

 地元瀬戸内町から活躍を見守る父・建臣さん(51)は「息子と共に頑張る妻とその両親に感謝。応援してくれる周囲への感謝の気持ちを忘れずにプレーしてほしい」とエールを送った。

 

 MCYSA全米選手権大会には、一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会に所属する全国549チーム約2万人から、求選手を含む18人が選出された。日本は同大会で昨年までに5連覇している。