「米軍機か」残骸出土 喜界町、所属や年代を特定へ

2022年02月18日

地域

喜界町で見つかった飛行機の残骸と見られる物=1月14日、同町(提供写真)

喜界町で1月中旬、飛行機の一部と見られる残骸が発見され、「戦時中の米軍機ではないか」と話題になっている。回収した同町埋蔵文化財センターの担当者は「どこに所属するものか、年代なども含めまだ何も分かっていない。特定してから展示などを検討したい」と話している。

 

残骸は1月13日、喜界空港から南へ500メートルほどの畑地帯整備事業の工事現場で見つかった。地表から深さ約1メートルの場所を重機で掘り起こしていた際、引っ掛かってきたという。

 

大きなもので長さ1メートル(幅20~30センチ)ほど。大小20個ほどあり、同センターによると、とても軽い材質で「AIRCRAFT」と表記されているパーツがあることから、飛行機の一部と見られている。

 

同センターは1月14日に残骸を回収、保管。今後、付着した土を取り除くなどの作業を施した上で、専門家に鑑定してもらうという。