社会人の心構え学ぶ 新入社員ら43人 奄美市で社員研修
2025年04月03日
社会・経済

新入社員らが社会人としての心構えや接遇について学んだ研修会=2日、奄美市名瀬
奄美大島商工会議所などは2日、今春、官公庁を含む同市内の事業所に就職した新入社員らを対象に社員研修会を奄美市名瀬のアマホームPLAZAで開いた。43人が参加。接遇や社会人としての心構えなどを学び、仕事への意欲を高めた。
同商議所などが1日に開いた合同入社式に関連して実施。参加者は、接遇マナーや交通法規の順守について研修を受けた後、HYコンサルタント事務所の作井武俊さんを講師に、社会人としての心構えと仕事の進めた方などを学んだ。
作井さんは「責任」や「時間」「人間関係」などにおける学生と社会人の相違点について、受講者に問い掛けつつ説明。「学校を卒業して働き出すと、周囲からは一人の自立した社会人として見られるようになる」と語り、①経済的自立②自己管理③自己責任④仕事を通して社会に参加すること―が求められるとした。
金融、建設、医療、市役所などさまざまな業種から集まった参加者らは、メモを取りながら講師の話に耳を傾けていた。
地元の金融機関に就職した田原凪海さん(22)は「仕事へのプロ意識を持つことと、その土台としてコミュニケーション能力が重要であるといった講師の方の話が特に印象に残った」と話した。