「ルールとモラル守って」 奄美高校e‐ネット安心講座

2018年07月09日

子ども・教育

ネットの利便性と危険性について学んだ奄美高校のe‐ネット安心講座=4日、奄美市名瀬

ネットの利便性と危険性について学んだ奄美高校のe‐ネット安心講座=4日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の県立奄美高校(堀之内尚郎校長、生徒512人)で4日、全校生徒を対象に情報モラル講演会e‐ネット安心講座があった。オーシャンブロードバンド㈱(奄美市名瀬)の正寿江利さん(46)を講師に招き、ネットトラブル防止法や文字によるコミュニケーションの注意点を学んだ。

 

 ネットトラブルの現状を知り、自らの利用状況を振り返ることで問題の未然防止を図ることが目的。正さんは身近な問題であることを意識してもらおうと、市内の男子生徒がネット依存症に苦しんでいた事例も示した。

 

 さらに、▽会員制交流サイト(SNS)上のコミュニケーションは発信する側の意図と異なる受け取り方をされる場合がある▽一度ネットにアップしたものを回収するのは不可能―と説明し、「自分たちの問題として考え、過ちや失敗の経験をみんなで話し合って」と呼び掛けた。

 

 衛生看護科の3年生(17)は「これからもネットと関わっていくことになる。危険な行為を避け、ルールやモラルを守って利用していきたい」と話していた。