茶花小が全九州学校図書館コン優秀賞

2019年02月22日

子ども・教育

町岡教育長(右)に受賞を報告した茶花小の学校司書ら職員=18日、与論町

町岡教育長(右)に受賞を報告した茶花小の学校司書ら職員=18日、与論町

 与論町立茶花小学校(鶴田幸伸校長)がこのほど、第64回全九州学校図書館コンクールで優秀賞を受賞した。同校では受賞を機に、学校図書館のさらなる利用促進や児童の読書習慣の定着化に取り組む方針だ。

 

 コンクールは九州地区学校図書館協議会と西日本新聞社の主催で、優れた図書館活動を行う九州の学校を表彰している。今月3日に発表があり、18日に同校の学校司書らが町岡光弘教育長に受賞を報告した。

 

 茶花小図書館の蔵書は約5800冊。2017年度の児童1人当たり平均貸出冊数は146冊。

 

 児童同士で、お薦め本を紹介するはがきを送り合う「読書郵便」や、読書週間に合わせた読書クイズ、地域ボランティアグループ「芭蕉布」による月2回の読み聞かせなど、1年を通してさまざまな図書館活動を展開している。

 

 コンクールでは季節や行事に合わせて掲示を変えたり、学校・地域に関わる地元新聞記事を掲示したりといった特徴ある設営も評価された。

 

 同校の国料悠生司書教諭は「児童への声掛けや、読書郵便などの取り組みに力を入れ、1冊でも多くの本に触れられるよう心掛けた。今後も児童が本を読むための手助けをしていきたい」、平川みのり学校司書は「受賞を追い風に今後も頑張りたい」と力を込めた。