奄美市、自衛隊協力会が発足  陸自駐屯地の活動サポート

2019年05月12日

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奄美市自衛隊協力会設立総会であいさつする里見弘壽会長=10日、奄美市名瀬

奄美市自衛隊協力会設立総会であいさつする里見弘壽会長=10日、奄美市名瀬

 3月に開設された陸上自衛隊奄美駐屯地に勤務する隊員たちをサポートする「奄美市自衛隊協力会」が10日、発足し、奄美市名瀬の集宴会場で設立総会があった。会長に里見海運産業㈱の里見弘壽会長が就任し、「自衛隊員が安心して任務を遂行できるような支援体制を整えていきたい」と話した。

 

 同会は自衛隊との相互理解と親睦を図ることが目的。規約によると、主な事業は▽隊の各種行事への協力支援▽隊の施設、装備、訓練の見学会の実施▽隊員との親睦を図る行事の開催▽隊に関する講演会の実施―などとしている。

 

 顧問は平田隆義元奄美市長。副会長は谷芳成奄美大島商工会議所会頭と、吉田昌重吉田建設㈱会長。運送業や建設業者など民間の個人、団体を含め17人で発足した。

 

 発足に向け、今年1月から自衛隊協力5団体と連携し、設立準備委員会を立ち上げ、会員を募るなどしてきた。設立総会後の懇親会で、同駐屯地の平田浩二司令は「大変心強い。ご期待に添えるよう勤務していく」とあいさつした。