漫談などで楽しく島口学ぶ 奄美パーク

2019年06月24日

地域

発音練習や漫談を通して島口を学ぶ「ディ!まーじん島ショー」=23日、奄美市笠利町

発音練習や漫談を通して島口を学ぶ「ディ!まーじん島ショー」=23日、奄美市笠利町

 島口をテーマにしたイベント「ディ!まーじん島ショー」が23日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。

コミュニティーラジオ「あまみエフエムディ!ウェイヴ」の主催。来場者はステージで繰り広げられる島口教室や島口漫談などを楽しみながらシマユムタを学んだ。

 

 はじめに唄者の生元高男さんが同ラジオの渡陽子さんと掛け合いながら「ムィ」「ブェ」「ティ」など島口独特の発音について紹介。「手(ティ)、太陽(ティダ)、PTA(ピーティーエー)が同じ発音」などと分かりやすく解説し、来場者も生元さんに習って発音を練習した。

 

 続いて唄者の日置幸男さんが三味線片手に漫談を披露。瀬戸内町出身の歌手RIKKIさんもゲスト出演し、「糸繰り節」「長雲節」など4曲を歌い上げたほか、島唄を習う地元中高生2人が生元さんと「らんかん橋節」で美声を披露する場面もあった。

 

 最後は会場の全員で「とっつぶるの歌」を合唱。渡さんの「島口使うぞー」の掛け声に「えいえいおー」と拳を掲げ締めくくった。

 

 市内から家族と訪れた児童(8)は「楽しかった。島唄の先生から習っていて島口の意味も分かるし少し話せる。らんかん橋節を歌えるようになりたいので、もっと勉強したい」と話していた。