世界自然遺産の島々PR 米「ジャパンパレード」に参加 NY奄美会

2025年05月15日

特集

ニューヨークの通りを練り歩いて奄美をPRしたNY奄美会のメンバーら(提供写真)

米ニューヨークで10日(現地時間)、日米友好イベント「ジャパンパレード」が開かれ、NY奄美会(栄秀吉会長)が3年連続で参加した。大島紬や法被などを身に付けた同会メンバーらが三味線を手に通りを練り歩き奄美をPRした。

 

ジャパンパレードは新型コロナウイルス禍以前の日米友好イベントを前身に、2022年から始まった。主催者発表によると、今年は110団体2800人以上がパレードに参加。沿道には日本食の屋台などが並び、来場者は昨年より1万人ほど増え、過去最多の約6万人が訪れてにぎわった。

 

NY奄美会はメンバーの友人や学生団体、他県人会などからも希望者を募り、主に現地在住の総勢30人でパレードに臨んだ。前日の懇親会兼リハーサルでは六調やワイド節を練習。「奄美黒糖焼酎の日」(5月9、10日)にちなみ黒糖焼酎を含む県内焼酎の試飲会も行った。

 

当日のパレードでは移動式スピーカーで島唄を流しながら、練習した六調・ワイド節を披露。横断幕やのぼりを掲げ、世界自然遺産の島々をアピールした。

 

11日には同会が主催する後夜祭もあり、奄美をはじめ各県人会の参加者らが音楽や舞踊のステージを楽しみながら交流を深めた。

 

栄会長(49)は「『一緒に世界遺産のふるさと奄美をPRしてほしい』と声を掛け、奄美を知らなかった人たちも当日は奄美民謡で踊りながら宣伝してくれた。文化交流の重要性を再認識した。来年もニューヨークの多くの仲間と日本からの訪問者を歓迎したい」などとコメントした。