「Welcome to Amami」 米国の留学生13人来島 奄美市

2025年05月12日

子ども・教育

奄美市の生徒らの歓迎を受ける米国からの留学生ら=11日、奄美市笠利町の奄美空港

奄美市と米国テキサス州ナカドウチェス市の中学生国際交流事業に伴うナカドウチェス市からの留学生13人と引率者2人が11日、奄美大島入りした。留学生らは16日まで奄美市内の中学生宅に滞在。各校の学校生活や自然、文化体験などを通して地元の子どもたちや地域住民と交流し、互いに国際的な視野を養う。

 

両市は1995年に姉妹都市盟約を締結し、97年から中学生の派遣を通じて交流を続けてきた。これまで、ナカドウチェス市からは164人を受け入れ、奄美市から308人を派遣。今年は11月末から交流団を派遣する。

 

今回留学生を受け入れるのは、昨年度ナカドウチェス市に留学した生徒の家庭。同市笠利町の奄美空港であった歓迎式には生徒12人、保護者約20人が参加し、「Welcome to Amami」(ようこそ奄美へ)などと書かれた手作りボードを掲げ、笑顔で留学生らを迎え、再開を喜んだ。

 

留学生を受け入れる朝日中3年の重村莞平時(かへいじ)さん(14)は「大島紬や八月踊りなど、奄美特有の文化も体験してもらい、特別な思い出をつくってもらえたらうれしい」と笑顔。

 

留学生のウィリアム・ボールディンさん(同)は「移動で少し疲れたけど、わくわくしている。アメリカとの文化の違いが楽しみ」と話した。