クジラ頻繁に目撃 沖永良部
2020年01月24日
1月に入り、沖永良部島沖合を回遊するクジラが島内で頻繁に観察されている。22日は知名町中央公民館の前利潔館長が、同公民館の窓から見渡せる海面で2頭のザトウクジラを見つけ、撮影に成功した。
同日は午前9時過ぎから30分ほど姿を見せた。陸から200~300㍍ほど沖合で、2頭はしばらく背中や尾びれを海面に出したり、潮吹きをしたりしたという。
同中央公民館の沖合いは主に1~2月にかけてクジラの目撃例が増える。近くには「クジラが見える学校」として知られる知名小学校やホテルなどがあり、児童や観光客もクジラを見ることがある。
ザトウクジラは冬場、繁殖や子育てのため奄美や沖縄海域に現れるとされる。前利さんは「22日は陸から比較的近い位置で見えたのでカメラを構えた。今年は気付いただけで少なくとも3回は公民館沖に現れた。また見られるかもね」と話していた。
(沖永良部総局)