「黒影のジャンク」単行本化 WEB漫画デビュー作 奄美出身・中尾拓矢さん
2018年01月03日
芸能・文化
奄美大島出身で東京在住の中尾拓矢さん(28)=ペンネーム=のWEB漫画「黒影のジャンク」がこのほど、講談社から単行本化された。11月に第1巻が発売、第2巻も12月29日までにリリースされた。価格は560円(税別)。全国の書店などで購入できる。
本作は中尾さんのデビュー作。魔法使いの少年を描いたファンタジー。主人公のジャンクは魔法学校で、仲間やライバルと切磋琢磨としながら魔法使いを統べる十二勇将(パラディン)を目指す。
スマートフォン・PC向け無料漫画配信サービス「サイコミ」(株式会社サイゲームス)で2017年5月から連載中。毎月第1、3日曜に更新、次回配信は1月7日。
中尾さんは奄美市名瀬生まれ。幼少の頃から絵を描くのが好きで、ノートにオリジナルの作品を描いていたという。2017年、アニメのコンピューターグラフィックス(CG)制作の仕事から漫画家へ転身した。
中尾さんは「夢がかなった。読者から購入報告や感想をもらって、単行本化を実感している。紙の色や質感などでウェブとはまた違う作品になったようでうれしい」と話し、「奄美からも応援の熱が伝わってくる。奄美に生まれてよかったとしみじみ感じる」と地元ファンに感謝した。