一緒に歌ってくれたらうれしい 大島高の上原さん作曲 かごしま総文イメージソング

2022年06月01日

芸能・文化

かごしま総文のイメージソングを作曲した大島高校の上原さん

来年夏に鹿児島県で開催される「2023かごしま総文(第47回全国高校総合文化祭)」の第2回県実行委員会が31日、鹿児島市のかごしま県民交流センターであった。県立大島高校(奄美市)の上原奈々さん(2年)が作曲したイメージソングが発表された。上原さんは「みんなが手をつないで曲に乗せて一緒に歌ってくれたらうれしい」と語った。

 

イメージソングは昨年までに、県内の中学校、高校などから公募し、歌詞は463作品、曲は57作品の応募があった。歌詞は鹿児島玉龍高校の常森康仁さん(2年)の作品が選ばれた。同日の実行委で松陽高校吹奏楽部、音楽部と鹿児島高校音楽部の生徒たちが初披露した。

 

上原さんは曲作りについて「(常森さんの)歌詞の意味をくみ取って感じたままに作った」と振り返り「自分が作曲した曲が金管楽器や合唱などが加わってすごいものになり、聞いていて感動した。奄美大島でも総文のことを知らない人が多い。この曲を通じて地域の人にも知ってほしい」と笑顔を見せた。

 

高校総合文化祭は芸術文化活動に取り組む高校生の文化の祭典。かごしま総文は来年7月29日から8月4日までの1週間、奄美市を含む県内8市町で開催予定。県では生徒実行委員会を設置して本番への準備を進め、広報活動にも力を入れている。

イメージソングを披露した松陽高校と鹿児島高校の生徒たち=31日、鹿児島市